優良事例
Good Example
庄内平野に根ざし伸び行く肉用牛経営
佐藤憲和- 地域の概況
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経営管理技術や
特色ある取り組み - 経営・生産の内容
- 経営・活動の推移
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家畜排せつ物処理・
利用方法と環境保全対策 -
後継者確保 人材育成等と
経営の継続性に関する取り組み -
地域農業や地域社会との
協調融和についての活動内容 - 今後の目指す方向性と課題
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事例の特徴や
活動を示す写真
2.経営管理技術や特色ある取り組み
経営実績とそれを支える経営管理技術、 |
左記の活動に取り組んだ動機、背景、 |
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高い飼養管理技術力牛の血液検査を定期的に行うことにより、ビタミンAやコレステロールを確認しながら、飼養管理に努めている。このため、枝肉上物率が高く(肉質等級4以上78%)、増体(枝肉重量436kg)も安定した成績を継続して上げている。血中ビタミンAは低いレベルで推移しているがズルや尿石症は出ていない。 |
そのような状況の中で、まずは飼料メーカーの飼料給与試験を行った。その後、平成10年からNOSAI山形で行っているプロファイルテストを実施し、現在まで継続している。ビタミンA以外にも、コレステロール、飼料の食い込み、ストレス等に気を使いながら飼養管理を改善してきた。 もと牛は自分で市場に出向き、資質、増体、価格の兼ね合いをみながら導入している。できるだけ草を食い込んだ発育の良い牛を選んでいる。 また、JAでは販売成績を生産者ごとに一覧表にまとめ、1頭ごとの販売成績(DG、増価額)を見ながら、血統や飼養管理を検討している。さらに、年3回ほど枝肉の共励会や研究会を行っており、他の地域と比較しながら改善点などを話し合っている。 このように、団地の仲間のアドバイスやJAの研究会など参考にしながら、自分の飼養管理にあったもと牛を探し、ビタミン調整等を勉強し、増体を落とさず肉質を改善することに成功した。 |
稲わらの収集と有効利用
稲わらは、5軒共同利用のミニロールベーラーとへーベーラーを使い、自分で集めている。面積は約10ha分で50t収集している。このうち自給は28tで22tは堆肥と交換している。 |
秋に晴れの日が少ないという日本海側特有の気候のため、稲わらが乾燥しにくく、ひいては集めるのが難しく、購入に頼る人が多い。コスト低減、良質粗飼料供給のため、効率の良い機械力を使うとともに立地条件を生かした稲わらの乾燥方法に工夫をこらしながら、自給生産にこだわってきた。 |
空き牛舎の活用廃業して空き牛舎(3棟)となったところを、繁殖農家(2棟)と共同で利用することにした。一棟40頭規模の繋ぎ牛舎であったが、200万円かけて改築し、群飼の肥育牛舎にした。 |
平成10年度に県の補助事業である「周年農業畜産の里づくり事業」により繁殖農家1名と共同で事業を進めた。10年契約で年35万円のリース料を支払っている。 |
安定した財務内容経営の基本として低コストに心がけている。施設機械は共同利用や中古等を利用し、少ない投資で規模を拡大している。技術内容も順調なので、自己資本比率は80%を越えており、負債の少ない健全な財務内容となっている。 |
昭和53年の最初の施設整備の時から、過剰投資にならないような経営管理を実践してきた。低コスト生産を基本理念として貫いている。 |