公益社団法人山形県畜産協会｜肉用牛｜酪農｜養豚

「グリーンメイト」は、牛ふん堆肥50％、おが屑25％、戻し堆肥25％の原料を完熟発酵させたもので、臭いはなく、水分も低いため扱いやすい堆肥です。

土壌改良効果が期待でき、土壌が団粒化し、通気性や透水性、保水性等が向上するほか、土壌中の微生物等の数が増加し有機物の分解が促進されます。

また、様々な成分を保持する力が向上し、肥料の効果等が緩やかになりますので、作物の根を守る機能も期待されます。

発酵過程において、70度以上の発酵温度となるため、病原菌や雑草種子などを死滅させるのに十分な発酵温度が確保され、安心してお使いいただけます。

肥料成分としては、カリが比較的多いのが特徴です。

約170頭の牧場飼養牛から発生するふんを毎日堆肥化処理ハウスへ搬出しています。

堆肥化ハウスでは、深さ約1.5mの堆肥発酵レーンで深型攪拌移送機による攪拌作業を毎日行っており、さらにブロアーでの通風処理を加えることにより、堆肥全体をムラなく発酵させることができます。

約1ヶ月を経て堆肥化ハウスから搬出される堆肥はすでにサラサラの状態ですが、ここから更に2～3ヶ月間隣接する堆肥舎で熟成させ、ようやく「グリーンメイト」の完成となります。

1.牛舎

深山ミルクえんは、白鷹町の深山地区にあり、ホルスタイン種250頭と米沢牛の素牛を生産する黒毛和種20頭の飼養頭数を誇り、県内でも有数の大規模畜産経営です。
牧場の入口にあるかわいらしい看板が目印です。
2.堆肥化施設

堆肥化ハウスでは、深さが約1.5メートルもある堆肥発酵レーンで、深型攪拌移送機2台による攪拌作業を行います。
レーンの長さは約50メートルあり、投入から搬出まで約1ヶ月の時間を要します。
堆肥化レーンには堆肥中に強制的に空気を送り込む通風装置も備えており、短期間でムラなく堆肥を発酵させることができます。
3.堆積発酵中の堆肥

堆肥化ハウスから搬出された堆肥はさらに2ヶ月間、隣接する堆肥舎に堆積し熟成させます。これにより、腐熟度が増し、サラサラとした扱いやすい完熟堆肥が出来上がります。
4.販売製品

臭いはほとんどなく、手で触っても全く手のひらに残らないほどサラサラとした仕上がりです。軽いものの堆肥の粒子がしっかりしており、利用した方々からは好評をいただいています。